柴犬は噛むんです
まずもって、柴犬は噛みます…この写真のころ(生後5~6ヵ月ごろ)は特に噛みつきがすごかったです。今回は、これはまずいんじゃないかとトレーナーさんに相談(ネット)し、もらったアドバイスを紹介していきたいと思います。
犬の噛む行為は、人間が作業するときの手と一緒
物を取る、触って確認してみる、運ぶを口と歯で行います。
犬にとっては目の前にあるものは何でもオモチャ
目の前に手があれば、オモチャ(遊べるもの)と思ってしまう
噛みつきは、生後半年くらいのワンちゃんにとっては自然な行動
おかしいことでも問題でもなく普通の行動!!
この時期はいろいろなものを見たり、触ったり、匂いを嗅いだり、音を聞いたりして社会勉強する時期です。
永久歯が生えるときの為に歯やあごの形を整えたり、歯の神経を刺激して脳の発育を促すためとも言われている。
犬は動くものによく反応する
特に子犬の時期は遊びたい欲求と好奇心が強いので特に動くものには興味津々。
動くものを追いかけるのは本能である狩猟欲に起因している。
噛みつきの種類
犬のかみつきには種類があります!そこの理解も深めていきましょう!
【この歯でガブされたらもう…】
警戒噛み
本来、犬は体を触られたり、歯磨きやブラッシング、お風呂に入るなどのことは行わないため、慣れていないと「止めて」の意味を込めて、人の手やブラシを遠ざけようとします。もしくは、おもちゃのように感じてじゃれてしまう場合もあり。
本気噛み
口に入れているものを取ろうとしたときのかみつきは、所有欲などの自分の獲物を守ろうとする本能的な行動からのかみつきです。この場合は手加減なしの本気噛み…。
甘噛み、遊び噛み
とにかく手を近くに出すと噛んでくる…これは単純に飼い主と遊びたいから、甘えたいから。外だとない場合は、外の環境に緊張しているから。
対処法
それでは、それぞれの対処法をみていきましょう!!
【画像に意味はありませんw歯を見せたかっただけ~】
警戒噛みの対処法
■少しずつ慣らすこと
■ご褒美をあげて、良いイメージを持たせてあげること
犬は自分の経験したことから学習して、その後の自分の行動を決めるようになる。嬉しい経験、良かったと感じる経験をすれば、その後の行動は協力的、積極的になる。
嫌なイメージを持つと、その後の行動は反抗的になり、逃げようとする。
本気噛みの対処法
■おやつと交換するしかない(口のものを取り出すとき)
犬におやつを見せながら口の前10㎝のところまでゆっくり差し出す。おやつを取ろうとして、くわえているものをはなしたときに「ちょうだい」といって、おやつをあげると同時に、落としたものを回収する。
甘噛み、遊び噛みの対処法
■そもそも噛む機会を与えない
■噛みたい、遊びたいという欲求を満たす
■人を噛んだら遊びは終了すると理解させる
遊ぶときは、絶対に手だけで遊ばずオモチャを使い、手や足を嚙ませないようにすること。常にオモチャを用意して、オモチャに誘導し、オモチャで遊べたらしっかり褒める
犬は動くものに興味を惹かれるので、手や足への嚙みつきに手で払ったり、足を動かすと逆効果です。遊ぶつもりがない時にガブっときたら、動きを止めて無視をする。遊ぶつもりがないということを知らせる。
一番大事なこと
一番大事なことは、犬は本能的に噛むことを必要としているということ。=欲求を満たしてあげること。
手や足を噛むことをさせないかわりにオモチャで遊ばせたり、噛ませてあげて欲求、狩猟欲を満たしてあげましょう。
【トレーナーさんおすすめアイテム】
欲求が満たされれば手や足、あるいはモノなどに噛みつく衝動が緩和されるので、上記のオモチャ遊びだけで噛みつきが減ってくる子もいる。
改善案
人を噛むと楽しいことが終わり、自分が損をするということを理解させて噛まないようにする方法
オモチャで引っ張りっこなどの楽しいことをして遊びながら行うこと
1.オモチャでひっぱりっこなどして遊ぶ
↓
2.手を噛んだ瞬間に遊びをやめてオモチャを取り上げる
※何度も噛ませず、一度でも噛んだらその瞬間にスタート
↓
3.オモチャと一緒に犬から離れて5~10秒くらい部屋を出る
↓
4.その後、何事もなかったかのようにもとに戻り、遊びを再開
1~4を繰り返して「どうして飼い主がいなくなってしまうのか」を気づかせる。一度では気づきにくいので何度も繰り返す
■部屋を出る際は、見ない、触らない、声をかけないを徹底すること
■周囲に人や、オモチャがない環境で行うこと
※噛んで損した~」と思わせないと効果なし
噛みつきにお悩みの方…ぜひとも試してみてください!!!