【第２話】犬を飼うときは…悩め

【Furboドッグカメラ】

2019年9月27日

この日は、いよいよ仕事が休みということで、いざペットショップへ！気持ちの整理がついている私としては、もう迎え入れる気まんまんでいました。見てないけどｗ

助手席のママを見るとなんだか浮かない顔…。
「まぁ、売れちゃってたらしょうがないよね…」

だい吉

えっ！？どんな状態

パパ

マリッジブルーみたいなもんでしょ

あれだけ欲しがっていたのに、夫婦っていうのは不思議なもので、物事に対して、片一方がアクセルを踏むと、もう一方はブレーキを踏むみたいなところありますね。初っ端なから両方アクセルの時は、たいていロクなこと起きないしｗ

ママがお昼すぎから仕事なので午前中に見に行き、夜購入という段取りを組んで向かいました。

初対面

「あーいた！良かった、いたよーカワイイ♪」とママ。どれどれ…。

べビ吉

オレ登場！！

パパ

確かに、覇気はないけど、かわいい？
（もう少しいい写真なかったのか？）

早速、店員さんを呼んで…と探していると、ガッとママに腕を掴まれ引っ張られました。
「コーヒー飲みにいかない？」

パパ

今”じゃない”でしょ！？

なんだよもー、と思いながらも踏ん切りがつかないのか、悩んでいるので付き合うことにしました。

今度は、ママの思考の整理です。やっぱり命ですから、かわいいだけで即決できません。よくよく考えて結論を出してもらおう。

お金もママと長女で大丈夫か？面倒みられるのか？
でも家にいたら楽しそう！なんて名前がいいかな？
と不安と期待を、天秤にこれでもかとかけまくって、コーヒーも飲み終わるころ…

「よし！あの子を迎えに行こう！！」

よっしゃ行くかと席を立ちました…。

パパ

これで売れちゃってたら、なんも言えねー、急げー！！

話が違う…？

再びペットショップ

パパ

店員さん、あの子欲しいんですけど…

店）「はーい！今連れてきますねー♪」

ドキドキするなー、緊張するなー、触れるかなー、こんな小さい犬触ったことないしなぁと思いながら待つ私と、なぜかうつむきかげんのママ？まだ悩んでんのか？と思った次の瞬間、その答えがわかりました。

べビ吉

オレに触るんじゃねー！！ウラァー！！

店員さんの手の中で、ものすごい暴れまくっているさっきのヤツ。

パパ

最強の拒絶タイプか…？とても触れる気がしねー

これは…以前来たときに数回触らせてもらっていたな？
ガラス越しに見るのと真逆”超やんちゃで暴れん坊”これが残っていた原因か？
おとなしい！？嘘じゃん？
ママの横顔とリンクして私の頭の中に情報が一気に流れ込んできました。

店員さんからママにパスされても何も変わらず、いやもっとジタバタしとる。

べビ吉

テメー誰だ！？オレに気安く触るなー！！

とんでもない柴犬だ…そもそも柴犬ってこれが普通なのか…？説明が全然入ってこない。そんな中、コーヒータイムをはさんでしまっていたためママが離脱。

「ヤバイ時間だ、もう行かないと…ハイッじゃ、あとよろしくね♪」パス？

エーーーーーーッ！！！！！
持ちづらい、暴れる、このままじゃ落とす…

パパ

持ってもらっていいですか？オレ無理

店員さんもエッ？という表情をしましたが、受け取ってくれました。ホッ

「子どもが部活なんで、18:30頃来ますから、それまでとっておいてください」とお願いすると、手付金をいれていただければ一週間（だったと思う）おさえられますとの回答。

パパ

そりゃそうか？口約束だけで取りに来なかったら、
いつまでも売れ残っちゃうもんな。

ちなみに手付金は1万円。買わなきゃ没収で買ったら購入費用から減額される素晴らしい縛りシステム。

そうだよね、夜みんなで買いに来て、売れちゃいましたじゃ話になんないしね。
でも、あの暴れっぷりは聞いてない…これで買わないとなったら、お金は戻ってこない…。

べビ吉

1万円くらいでビビってんじゃねーよ！

パパ

いや、お前がいうなー！！

もう覚悟は決めたんだ、犬を飼うって決めたんだと強く自分に言い聞かせ…
「じゃ1万円いれます、夜取りに来ます」と言いました。

店）「じゃー詳しい説明はその時ということでー♪ありがとうございましたー♪」

そそくさと価格表をはずし、「新しい家族が決まりました」の札を差し替えている店員さんを横目に、不安と不安と不安のなか、私はペットショップを後にしたのでした。

パパ

ん！？いきなりオレがお金払っとるやないかい！？